パソコンを使用している際に、内臓のハードディスクや外付けHDDにRAWと表示され開けなくなったとき、どうすればいいのでしょうか?
ハードディスクが開けないとなれば、大切なデータを使うことができず、データが消失するのではと不安になるものです。
そこで、HDDの復旧手順となぜRAWになるのか、その原因について解説していきます。
HDDがRAWになっているかを確認する
まずは、HDDがRAWになっているかを確認しましょう。RAWになっていないのにRAWの解決方法を行っても、意味がないからです。
HDDがRAWになっているかの確認方法は、以下の通りです!
- Windowsのスタートボタンをクリック
- メニューの「コンピューター」を右クリック
- 「管理」→「ディスクの管理」をクリック
上記手順を行い、アクセスできなくなっているHDDに「RAW」と表示されているか確認しましょう。次から、RAW状態の復旧方法について解説していきます。
RAWになったHDDの復旧手順
アクセスができなくなっているHDDにRAWと表示されている場合、復旧を試みないと利用できなくなってしまいます。
RAWの復旧方法は、以下の2つの要因ごとに復旧方法が異なります。
- コネクタの緩みや電源の異常
- マスターブートレコード(MBR)の損傷
それぞれの要因に対するRAWの復旧方法を、順番に解説します!
コネクタの緩みや電源の異常
通常、HDDのコネクタが緩むことはありません。ですが、パソコン内部の清掃やメンテナンスなどで緩んでしまうこともあります。
この緩みにより接点不良が起こり、RAWと表示されることがあります。また、PC電源ユニットの異常でHDDへの送電が不安定になり、RAWと表示されるケースもあります。
デバイスの接続で一時的に認識できなくなっているだけかもしれないため、まずはコネクタの接続を確認し、接続し直してみましょう。デバイスに問題がある場合には、電源ユニットを交換することで復旧可能です。
マスターブートレコード(MBR)の損傷
これに対して、マスターブートレコードが破損している場合、HDDへアクセスすることができません。
データ復元ソフトを用意して、ソフトの手順に従いRAW状態から復旧するのがベストです。
データ復元ソフトの中には、無料でダウンロードできるものも少なくありません。
データ復元ソフトとはパソコン本体やHDD、USBメモリーなどのデバイスからデータを復元するソフトです。RAW状態のHDDを復旧してくれるソフトもあるのです。
データ復元ソフトによってRAW状態からの復旧方法は少し異なりますが、おおよその手順は同じですので、簡単に以下で説明します。
- RAWになったHDDのデータ元の保存先を選択
- RAWになったデータ元に保存したハードディスクドライブを選択して、スタートボタンをクリック
- パソコンのハードディスクをスキャン
- スキャンが終わると発見したファイルのプレビューが表示されるので、守りたいデータが表示されているか確認
- 復元したいファイルに復元をチェックして復元をスタート
上記が、データ復元ソフトによってRAW状態にあるHDDを復旧させる方法です。RAW状態のHDDを復旧させるソフトでおすすめなものに、EaseUS Data Recovery Wizard Freeがあります。
こちらは無料で使用でき、評判・口コミの高いソフトになります。RAW状態のHDDも復旧できたという口コミもあるので、気になる方はこちらのソフトを使ってみてはいかがでしょうか?
ハードディスクやSSD、一眼カメラのSDカードなど多くの記録メディアに対応している高性能なデータ復旧ソフトウェアEaseUS Data Recovery Wizardを紹介します。ストレージがRAWになってしまったり、誤ってデータを削除またはフォーマットしてしまっても簡単に復元できます。https://t.co/JuJjW4KLQs
— Kazuya Asizawa (@JVideography) November 11, 2019
より詳しくHDD復旧ソフトの口コミや評判を確認したい方は、以下のページを参考にしてみてください!
データ復旧方法について確認したところで、次に「HDDがRAWになる原因」についてみていきます。
ハードディスクがRAWになる原因
そもそも、なぜHDDがRAWになるかというと、原因はいくつか考えられます。
代表的な原因の1つは、先ほども出てきたマスターブートレコードの破損です。
マスターブートレコードとは記憶装置のデータ構造といった重要な情報が保存されている場所です。
HDDの心臓部ともいえる場所であるため、わずか一部でも破損するとドライブが認識不可となって、RAWと表示されることになります。
もう1つのよくある原因は物理的なことで、HDDのコネクタが緩んでしまう場合やパソコンの電源ユニットが不具合を起こして、HDDへ十分に電力が送られなくなるケースです。
後者のケースなら比較的簡単にRAWから復旧が可能ですが、デリケートな部分であるため後回しにしましょう。
まずはマスターブートレコードを疑い、ソフトを用いてRAWから復旧されることをおすすめします。
RAWになったHDDは、確かに無料復旧ソフトでも直ることがあります。
ですが、機械に詳しくない方は、無料ソフトを用いてRAWを復旧するよりも業者にお願いすることをおすすめします。
その理由と、おすすめのHDD復旧業者を、次に紹介します。
自力で復旧しないほうがいい?おすすめHDD復旧業者も紹介
基本的に、RAW状態になったHDDをソフトを用いて復旧させることは、そこまで難しくありません。
ですが、ソフトを用いて復旧させるのが心配な方、または確実にRAW状態から復旧したいという方は、HDD業者に依頼することをおすすめします。
自力でRAWになったHDDを復旧するより、業者に依頼することをおすすめする一番の理由は、HDDというのはいじればいじるほど、復旧確率が下がっていくためです。
つまり、一度RAWからの復旧に失敗してしまうと、最初の時よりもHDDを復旧できる確率が低くなるのです。
ですので、無料ソフトを用いてRAWの復旧に少し不安を感じる方は、最初から業者にお願いする方が大切なデータを失わずに済む確率が高いのです。
「でも、業者にお願いすると高いんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にこそおすすめしたい復旧業者が、PCエコサービス。
PCエコサービスは一律料金制を導入しており、39,800円で症状の程度に限らず復旧してくれます(一般的に、症状が重くなればなるほど復旧費用が高くなります。高いと数十万円にも)。
また、PCエコサービスは無料症状診断を行っているので、自力ではRAWの復旧に手も足も出ないという方は、HDDの状態を診断してもらうだけに利用するのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしょうか。RAW状態のHDDは、ソフトを用いても復旧できる確率が比較的高い症状になります。
諦めずに、HDDをRAW状態から復旧してくださいね!最後に、簡単に内容を振り返ります。
- RAWになったHDDは、ソフトで復旧可能
- RAWの復旧でおすすめなソフトは、EaseUS Data Recovery Wizard
- 自力での復旧が心配な方におすすめな業者は、PCエコサービス
おすすめなHDD復旧ソフトの口コミや評判を確認したい方、また、おすすめの復旧業者ランキングを確認したい方は、それぞれご参考ください!