外付け・内蔵HDDやSSDをフォーマットできない場合の対処法

HDDやSSDのフォーマットエラーや初期化方法を解説

ドライブの初期化ができずエラーが出る

ドライブの初期化ができずエラーが出る

HDDやSSDのフォーマットは、新しく購入したときに必ず必要な作業です。他にも、中古のHDDやSSDを購入したときもフォーマットします。しかし、場合によってはフォーマットできないケースが見られます。

エラーが出たり、パソコンがHDDやSSDを認識していなかったりと症状はさまざまです

今回の記事では、HDDやSSDがフォーマットできない場合の対処法について解説します。外付け・内蔵問わず使える対処法と、外付けの場合の注意点に分けてお伝えします

HDD・SSDのフォーマット(初期化)とは

HDD・SSDのフォーマット(初期化)とは

フォーマットとは初期化とも呼ばれる作業で、HDDやSSDの記憶領域に番地をつけてデータを整理し、保存するための準備作業です

購入直後のHDDやSSDは未フォーマット状態なので、パソコンでデータの読み書きができない状態です。フォーマットすることで正常に使用することができるようになります。

それまで使用していたHDDやSSDをフォーマットすると、保存されていたデータは削除されてしまいます。使用していたHDDやSSDをフォーマットするときは、あらかじめデータを移行しておきましょう。

未フォーマットのHDD・SSDをフォーマットする方法

購入直後のHDDやSSDをフォーマット(初期化)する手順を紹介します。

  1. 「PC」を右クリックして「管理」をクリック
  2. 左側の「ディスク管理」をクリック。ディスクの初期ウィンドウが表示されます
  3. 通常はMBRにチェックを入れますが、2TBより容量が大きい場合はGPTを選択
  4. 「OK」をクリックしてHDDが「未割り当て」表示になります
  5. 「未割り当て」領域の上で右クリックして「新しいシンプルボリューム」へ進みましょう
  6. ウィザード画面が表示されるので「次へ」をクリック
  7. 最大サイズを選んで「次へ」をクリック
  8. 「次のドライブ文字を割り当てる」をチェックして「次へ」をクリック
  9. ファイルシステムは「NTFS」を選択
  10. 「クイックフォーマットする」にチェックを入れて「次へ」「完了」をクリック
  11. フォーマットが開始され「正常」と表示されたらフォーマット終了

使用しているHDD・SSDをフォーマットする方法

すでに使用しているHDDやSSDのフォーマット手順を紹介します。

  1. 「PC」を右クリックして「管理」をクリック
  2. 左側の「ディスク管理」をクリック
  3. フォーマットしたいHDDやSSDに対して右クリックして「フォーマット」を選択
  4. ファイルシステムは「NTFS」を選択
  5. 「クイックフォーマットする」にチェックして「OK」をクリック

HDD・SSDをフォーマットできない場合の対処法

HDD・SSDをフォーマットできない場合の対処法

HDDやSSDをフォーマットできない場合の対処法について解説します。この対処法は外付け・内蔵問いません。

ディスクの管理からフォーマット

新品のHDDやSSDはエクスプローラーから開こうとしても認識されません。上記で紹介したように、まずは「ディスク管理」からフォーマットを行いましょう。

もし、ディスク管理でHDDやSSDが表示できない場合は、パソコンがデバイスを認識できない状態です。外付けHDDやSSDは接続ケーブルや電源を確認しましょう。

使用しているソフトを終了

すでに利用しているHDDやSSDは、ソフトが起動していてフォーマットできない場合があります。エラーメッセージが出ますので、ドライブを開いているソフトやユーティリティを終了してからフォーマットを行ってください

他にも、ドライブに仮想メモリ機能が設定されているとフォーマットできないことがあります。仮想メモリ機能を無効にしてからフォーマットしましょう。

ドライブの保護機能が有効になっている場合もフォーマットできないことがあります。ドライブ保護機能を無効にしてからフォーマットしてください。

Diskpartコマンドでフォーマット

ディスク管理でフォーマットできない場合は、WindowsのDiskpartコマンドで正常にフォーマットできる可能性があります

Windowsのブータブルメディアを使ってフォーマット

Windowsの再インストールでシステムドライブをフォーマットしたい場合は、Windowsをインストールするために作成したブータブルメディアからフォーマットを行いましょう

MBRを修復

HDDのMBR(マスターブートレコード)が破損していると、Windowsはドライブ上のデータにアクセスできない状態になります。その場合、「ディスクは不明、初期化されていません」と表示されます。

MBRを再構築するなら、サードパーティー製ソフトのAOMEI Partition Assistant Professionalが便利です。

HDD・SSDをスキャン

HDDやSSDがウイルスに感染していると継続的にデータが書き込まれ、他のプログラムからアクセスできない状態になることがあります。このため、エラーが発生してフォーマットできない状態になります。

ウイルス感染が疑われるときは、アンチウイルスソフトやWindows Defenderでパソコンをフルスキャンしましょう。

管理者でログオン

サインインしているWindowsアカウントが標準ユーザーだと、フォーマットできないことがあります。Windowsにサインインしているユーザーが管理者であること、以下の手順で確認しましょう。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」をクリック
  2. 「アカウント」をクリック
  3. 右ペインのユーザー情報で、アカウント名に管理者の表示があることを確認

「管理者」の表示がない場合は、管理者アカウントでサインインし直しましょう。

ファイルシステムのエラーを修復

HDDやSSDのファイルシステムに異常があってフォーマットできないケースも考えられます。特に、中古のHDDやSSDを購入したときは真っ先に疑いましょう。以下の手順でファイルシステムのエラーを修復してください。

  1. エクスプローラーを開いて「PC」をクリック
  2. スキャンしたいドライブの上で右クリックして「プロパティ」を選択
  3. 「ツール」タブを選択
  4. 「エラーチェック」にチェック
  5. ポップアップ画面が表示されたら「ドライブのスキャン」をクリック

「chkdsk」を実行

HDDやSSDの不良セクタが原因でフォーマットできないケースもあります。不良セクタとは経年劣化でHDDの記憶面の一部が故障することです。HDDやSSDを使用していると不良セクタは必ず発生します。しかし、システムによって不良セクタの利用は回避されているため問題発生しません。

フォーマットができない場合は、不良セクタの管理システムのエラーが考えられます。不良セクタをチェックして管理システムを修復することで、正常にフォーマットできる可能性があります。

メーカーのサポートに問い合わせ

「ディスク管理」からフォーマットできない場合、メーカーに問い合わせるのがもっとも近道かもしれません。新品で購入しているなら商品の交換、返金などの対応をしてくれるケースもあります。メーカーや販売店に確認しましょう。

外付けHDD・SSDをフォーマットできない場合の対処法

外付けHDD・SSDをフォーマットできない場合の対処法

上述してきた対処法は外付け、内蔵共通です。ここからは、外付けHDDやSSDでフォーマットできない場合の対処法について解説します。

接続ケーブルを変更

パソコンが外付けHDDやSSDを認識していないなら、まずは接続ケーブルを確認しましょう。見た目にはわからなくても断線していることがあります。予備の接続ケーブルを接続して、パソコンが認識できないかどうか確認しましょう。

違うパソコンを使用

パソコンそのもののエラーも考えられます。外付けHDDやSSDを他のパソコンに接続して、認識できないかどうか確認してください。もし認識した場合はパソコンの故障が考えられますので、修理を検討しましょう。

ドライブの初期化ができないなら

ドライブのフォーマット(初期化)ができない場合、まずは問題を切り分けることが必要です。フォーマットできない原因はいろいろ考えられるため、1つずつ消去法で原因を切り分けましょう。その上で、簡単に確認できることから確認してください。

購入したばかりのHDDやSSDなら、メーカーに問い合わせるのがもっとも近道です。使い続けているHDDやSSDの場合は不良セクタ、論理障害などを疑いましょう。フォーマットできない原因を把握して適切に対処してください。